オオサカジン

日記/一般 日記/一般   | 関東地方

新規登録ログインヘルプ



スポンサーリンク

上記の広告は、60日以上更新がないブログに表示されています。
新たに記事を投稿することで、広告を消すことができます。  

Posted by オオサカジン運営事務局  at 

2006年08月19日

出来上がる軌跡vol:53~ゲストなるか?!

 どんなときも、ドキドキワクワクの放送だが、心に一つ持ち続けた思いがあった。
vol:22でお話した、大好きなイギリス歌手のことである。
「あなたが、番組にお越しいただけるまでレギュラーを続けます」とラブレターを書いて、「喜んで!」という返事を下さった彼女である。

その2年後、彼女は大阪にやってきた!
さぁ、チャンス!
番組は続けられた!

ところが、ガ~ン

番組といっしょの時間にライブやんタラーッ
(中継じゃない限り、絶対ゲスト出演はありえません)
スケジュール的にも無理・・・。だからといって、その後レギュラーが続くことは全く保障されていない。

ところが、これまた天の恵みか?!
私はその年から、彼女が出演するホールのライブ情報を流すコーナーを担当!
間違いなく彼女のことを話すことになる。

ライブ情報は、前週にオンエア。
わくわくの本番ライブは、取材で行かせて頂くことになった。

ライブ終了後、いよいよドキドキしながら彼女に話しかける。
「最高でした!」
そして、サインを頂く。
「お名前はなんというの?」
私の名前の綴りを伝える。

「Oh!! DJのあなたねー!」

2年前のラブレターのことを、彼女は覚えてくれていた!
私は、彼女にささやかながら手作りのピアスとネックレスをプレゼントした。

取材で彼女のライブに来ている!こんなに近くにいる!
話が出来て、もう倒れそうなくらい感動している。
殆どの歌詞が口をついで出てくる。

学生のころ夢中になった人である。何年越しの片思いだろうか?
仕事で、お会いできるなんて!
いや、自分の番組で紹介できるなんて!

だが、彼女とのことは、それだけで終わらなかった。

次は、出来上がる軌跡vol:54~ステージは・・・ です  


Posted by sammy  at 23:34Comments(0)声の仕事:私の軌跡

2006年08月16日

出来上がる軌跡vol:52〜ライブMC

声タレントは「何でも出来なくてはならない」と思う。
世間は「何でも出来る」と思う。

このギャップは、私個人には、どうも大きなプレッシャーとなる。
特に、やったことないからと断り、後は全く仕事が来ないことが一番怖い。

だから、「やります」

そうやって受けてしまったのが、ライブ司会
しかも二胡奏者のリサイタルときた。
奏者と楽器や曲、中国についてトークしながら進める。
奏者曰わく、「オマカセデキテ、アンシンヨ」

そ、それダメアルよ〜

てなことで、当日を迎える。
朝から雨…。
楽器の弦が湿気を含んで調弦に苦慮されている。

私の役目は、そういう匂いを感じとり、お話で繋ぐこと。

一曲一曲の調整中のネタは、ある程度用意するものの、日本の微妙なニュアンスが伝わりにくい…。
アセアセアセアセ汗…

そんな掛け合いは、漫才だったとも言われ…
とにかく宮廷音楽の音色になることだけを願い、立ち見の出たライブは終了した。
また新しいジャンルが私の仕事の中に加わった。

それから…
そのアーティストとの共演は三度。
相変わらず、オマカセヨ〜を苦笑いで流し、心で「ダメアルよ」とつぶやいている

次は、番外編101 です  


Posted by sammy  at 19:20Comments(0)声の仕事:私の軌跡

2006年08月11日

出来上がる軌跡vol:51~映画紹介

 今まで、一視聴者、聴取者として漠然と映画紹介をみていた私。
ラジオ番組をするにも、ナレーションをするにもボキャブラリーがいるなと思って選んだアルバイトが某CDビデオレンタルショップ

片っ端から新作ビデオを見るだけでも大満足だった。
あるとき、試写会のお知らせが届いた。それも映画会社の試写室に行く試写会だ。
(いやっほーい!ピーコみたいだよ)

でも、問題は観るからには、番組で紹介しなければならない。
ボキャブラリーなんてもんじゃない。

試写室に行くと、部屋は大きくても30席くらいだろうか?
でかいスクリーンを独り占めする感がある。
そのことに圧倒されながら観る。
そして、もう一つの問題・・・

面白くない映画に出会った時!
「面白くない!」というのは簡単。でもでも・・・

そんな時に出会ったある方が言った。
「ぼくらは、人が面白いとか面白くないとか色々意見があることは分かっている。でも一生懸命人に届くように作っていることには変わりない」

「面白くない」という安易な言葉で、作品を片づけることは絶対しなくなった。
その代わり、お金を払って観にいくリスナーの指標になるために、中立の言葉を探すようになった。
勿論、面白いときは、絶対に「オモシロイ!!!」といいます。

ところで・・・
くだんのレンタルショップ。
営利追求には、仕入れ数がモノを言う。そのときだけ、少しばかり私の意見も役に立ったようである。
(ここだけは、本音ですけどね!)

ピーコさんも大変なんだよなー。体験して初めて分かるもの・・・。

次は 番外編93 です  


Posted by sammy  at 23:50Comments(0)声の仕事:私の軌跡

2006年08月09日

出来上がる軌跡vol:50~実況

 かれこれ5年前くらいだろうか・・・?
私の放送番組を聴いていたというある方から、ナレーションのお話を頂いたときのこと。

是非とも「フリートークのナレーションを録音したい」とのご注文。
??????(いろんな仕事があるもんだぜぃ)
いままで、セリフのあるものしかナレーションをやったことのない私は、大いに焦った。
何はともあれ、スタジオへ・・・。

大筋を聞くと、ある美容室がヘアファッションショーをやった。
その映像をもとに、ヘアメイクを担当した美容師さんが次々登場するので、ポイントを彼らから聞き出す。そして、動きを実況する・・・とのこと。

じ、実況?!?

その日、伸びっぱなしの髪の毛をガラス窓にぼーっとうつしながら、日頃適当に雑誌を見ていたことを大いに後悔する。

いよいよ実況・・・
わたし「トップにボリュームがありますね・・・」
美容師「・・・・・・」
わたし「前髪の動きが、ユニークですね・・・」
美容師「・・・・・・」

そんなこんなの10名ほどの美容師さんとの対戦(!)を終え、私はやけくそ気味にカリスマ美容師に予約を入れる。

わたし「天使ピカピカみたいなフワフワヘアーにして下さい」(既に壊れています)
美容師「かしこまりました!」(え?オーダー通ったよ・・・)

出来上がりは・・・

アフロの鶴瓶師匠でした

実況は、正確に!的確に!

次は、番外編89です

ブログランキング・にほんブログ村へ  


Posted by sammy  at 20:12Comments(4)声の仕事:私の軌跡

2006年08月06日

出来上がる軌跡vol:49~お披楽喜です

 後ろを振り返って青くなった私・・・(vol:48参照)
ギロリと睨むレストランオーナー・・・。

実は、ピアノ(電子ピアノですが)は、セッティングが必要で、オーナーの指示がでるまで、進行してはならなかったらしいのだ。
今考えれば、簡単に分かることも進行通りに行こうと気張るとこうなる・・・(ガクっ)

 睨みながらピアノを出してくれているオーナーは、小声で「早いって!」とつぶやいていた。その言葉に縮み上がる。
そして、ゴソゴソと重いピアノをオーナーと抱えていた。(ごめんなさい!オーナー) 
なんとも苦いブライダルデビューだった。

  ところで司会は、言葉が命

 ある先輩は、「それでは、ウエディングドレスにナイフを!」
・・・と高らかに叫んだことがあると言っていた。(火曜サスペンスか!)

 またある先輩は、新婦がドレスを自ら踏んで転んだときに、「うっぅ」とうめいてしまったらしい。
(マイクはオンです、勿論。新婦が一番うめきたいはず)

 私は、エンディングで年号を間違えてしまい、「今年は○○年やでー」とエールを送られたこともある。
 絶対にいい加減にやってはいないのです、どんな司会も。

 だから、ラストのラストに「これをもちまして、お披楽喜とさせていただきます」と申し上げるとき、新郎新婦ご本人、ご親族同様、大きな大きな安堵。

 数ヶ月前からお会いして打ち合わせして、本番はたった数時間。
 「お披楽喜」という言葉がまともに言えるまで、当然ながら経験値と心からの祝福の気持ち、そしてお客さまを喜びに導く勇気が何年やっても必要なのです。

 あ、声タレント人生はなかなかお披楽喜(めでたし、めでたし)とはいきません。

次は、番外編84です

 ブログランキング・にほんブログ村へ  


Posted by sammy  at 23:20Comments(0)声の仕事:私の軌跡

2006年08月06日

出来上がる軌跡vol:48~開宴です

 ブライダル司会という分野がある。
 もともと、ナレーションをやりたくてこの業界に入っているものの、仕事上、勉強が必要になる。
プロになって1年目の時点でプライダル司会をした私・・・身の程知らずだったわけで・・・。

さて2時間半の披露宴の中では、様々なドラマがある。
最初にやったのは、友人夫婦の司会。
レストランウエディングであったが、プランニング会社が入っているため、普段は専属の司会がいるが、私がやった。

ここでは、人前式をやることが一つのメイン。
参列のお客様全員が証人となり、新郎新婦は、全員に結婚の誓いを読み上げ宣誓する形。

私は、プランニング会社から司会進行説明を事前に受け、レストランの中で下読みをしていた。
そうこうしている間に人前式がスタートするとの合図。宣誓台に走って向かった。
新郎新婦が入場するまでにお客様に証人になっていただくお願いをしたあと、人前式の由来を語ることになっている。

が・・・

それを、レストランの中に忘れてきた・・・タラーッ
キュー(合図)が出ても、言葉でず・・・。
(呆然、蒼白・・・)
下読みしていたうろ覚えの原稿内容を四苦八苦説明。

次は、披露宴・・・

進行の中で、新婦と新婦友人がピアノを連弾することになっていた。
滞りなく進むなかで、そのプログラム・・・・

「ここで、皆様に素敵なご披露がございます!新郎にピアノ演奏のプレゼントです。ご友人の○○さま
どうぞピアノまでお進みくださいませ。そしてなんと新婦がご一緒に演奏されます!」

といって、振り返ったら・・・・

ピアノがない!

一生に一度のセレモニー、汗は滝のように噴出す。
新人の私、アドリブのアの字もありまへん!あ”ーーーー

 次は出来上がる軌跡vol:49~お披楽喜です です

ブログランキング・にほんブログ村へ  


Posted by sammy  at 16:55Comments(0)声の仕事:私の軌跡

2006年08月05日

出来上がる軌跡vol47~面が割れる

 専門学校、朗読講師、声タレ・・・
同じ声分野でも何足も草鞋を履く私。
 どうしてもプロモーション用写真が必要となるが、それが一人歩きしていく過程はあまり目にすることがない。(声だけだしなぁ・・・)

 ところが、世間は「どういう人がしゃべっているのだろう?」と、疑問らしい。
(そりゃそうだ・・・)

 雑誌の番組プログラム欄や、各局のタイムテーブルにも、密かに顔入りで載るようになった頃、ある新聞社から取材を受けることになった。その新聞社は、発行部数がざっと20万部と言われる。
これまでのことをざっくり2時間くらい話して写真を撮っていただいて、はい終わり・・・。
それが記事になるまで、記者さんにお任せだからドキドキ・・・。

 載ったということが分かったのは、一本のメール。
以前番組でご一緒したアーティストからだった。「頑張っておられて、励みになります」

 あーアセアセ

そして、市民講座から発展して出来た朗読教室のマダムたち・・・
次のレッスンに伺うと、みーんな同じ切抜きを持ってニコニコ叫び
「先生、素敵ですわ・・・」

 記事の波紋は、思いがけないところに発展するもので・・・
例えば・・・市役所、家賃、はたまた近くのスーパー・・・私が生活する関連施設で声を掛けられる回数が圧倒的に増えるのだ。

 年もバレた。もう逃げられない・・・・

 声だけの妄想で居て欲しかったタラーッ

 だから、顔出しタレントを心から尊敬します・・・すごいですよ、ほんと。


次は、番外編82です

ブログランキング・にほんブログ村へ  


Posted by sammy  at 11:11Comments(0)声の仕事:私の軌跡

2006年08月01日

出来上がる軌跡vol:46~目測

 感涙のうちに大物アーティストのイベントが無事終了すると、日々の生活。
2つの学校の講師もいよいよ忙しくなった。

 さて、この講師、どちらも立ち上げにかかわったことになるが、ひとつは、もともと学校組織でなく、どちらかというと養成所に格上げしたい考えで大々的に所属生募集。
 オーディションには、数十人の単位だが応募があった様子。

 ところが・・・

 私は、毎週彼ら合格生6人を教えることになったのだが・・・・
2回目以降、私のお給料が払われない!なぜなぜ??

 あとから判明したことだが、もともと養成所は、借金を重ねていたらしい。
なおかつこのオーディション合格生たちは、相当の授業料を前払いしていたようである。
(もしかしたら、理由無く養成所が閉鎖される危険があった)

夢を持つ人間は、生き生きとしている。辛い・・・でも授業しなければ・・・・
彼らは、懸命に授業についてきてくれて、生徒を越えて、今は良い友である。

 そして・・・私のお給料は、完全に払われるまでその日から5年の歳月を費やした。(無給のまま教えること2年、給料支払いの話し合いが3年!!)
 
 自活するときに必要な”人を見る目”
 目測を誤った私が、これから世の中に出る人に教えられることがあるとすれば、「懸命に学んで、確かな技術で自活できること」・・・・。

世の中は、一筋縄では行きません。
 悪徳芸能事務所にサミー引っかかったの巻・・・(涙タラーッ)でした。
 
 次は、番外編75でほっと一息・・・

ブログランキング・にほんブログ村へ  


Posted by sammy  at 17:37Comments(0)声の仕事:私の軌跡

2006年07月29日

出来上がる軌跡vol:45~残されたもの

休憩後の演奏も無事終わった。(7/26vol:44参照)

耳を澄ます調律師の真剣なお姿・・・
アーティストの軽やかな指と声・・・
お客様の笑顔・・・

著作とCDは、飛ぶように売れた。

私は、会場の後片付けもそこそこに、アーティスト2人を食事やホテルへとご案内した。
夢中だった1年がかりの大イベントが終了した。
そう、「やりましょう!」と言ってから1年が経っていたのです。

さて、再び後片付けに後日訪れると、スタッフが私の影アナ(場内アナウンス)原稿を握っている。

「ただの場内アナウンスだと思っていたけれど、練習を沢山するんだね」
(実は師匠のところに駆け込んで、みっちり練習した朱書きが入っていて、それを忘れていった)

スタッフ全員から、アナウンス料です・・・とギャラを渡された。

このイベントは、全員がノーギャラで働いている。
私は全く頂くつもりがなく働いていた。

私「いただけません」

スタッフ「バカにしていた・・・といったら失礼な言い方になるかも知れないけれど、こんな数行にタレントさんは命を掛けるのね。そのことに驚いて、感動したんです」

そのギャラは、後日皆さんとの打ち上げのケーキ代にすることになった・・・

片付け忘れた原稿は本当に不細工なもの。
努力の跡は、ひっそりとしまっておくことが大事で・・・。

ちょっと頭を掻きながら、残された原稿を家で眺めて、ほっとしたのと疲れたのと嬉しかったので
ほろりとした。

会場アンケートには、「アーティストにお会いできて、感動で涙が出ました」とあった。
そして、また泣いた。

泣くなら、感動の涙がいいけれど・・・

次は、番外編67 です


ブログランキング・にほんブログ村へ  


Posted by sammy  at 10:29Comments(0)声の仕事:私の軌跡

2006年07月26日

出来上がる軌跡vol:44~音編

 楽器の音は、奏でる人の性格まであらわす。

イベント前に、ピッチ(弦の張り具合など)希望を聞いていた調律師が汗だくになって調律を済ませるとすぐに、リハーサル

あの、CDで聴いていたアーティストが、すぐそこに居る!素晴らしい!!
(既に感涙タラーッ
音あわせ、誠に順調!

私も、場内アナウンス用マイクの音量を緊張しながらあわせていただく。
こちらも何とか順調!

さぁ、本番は?!?

まずは、私のアナウンス。
「お客様にご案内申し上げます・・・」

ジジジジジーーーー

原因不明のノイズアセアセ
音響の方が短く小さな声で「あっ」という。
なななんと! 私が読もうとしていた原稿の傍にあった蛍光灯のジジジーっというノイズ。
マイクが拾って、場内にわずかに響いていた。

とりあえず、蛍光灯の管をはずすことで解決。
(えっ?ちょいと真っ暗で不安です・・・よ、読めないよ)

次は、いよいよアーティストの演奏である!
舞台袖にいる私の傍には、固唾を呑んで見守る調律師・・・。

アーティスト、どんどん熱を帯びます!
今度は、調律師が小さく「あー」
焦りの顔・・・。

実は、調律した具合が、どんどんテンションが高くなったアーティストにより、
変わってきたというのだ。
休憩まで、あと2曲・・・。

私が、暗がりで休憩アナウンスを入れたら、調律師が走る走る!
分解されたピアノから、やっと音が出たと思ったら、イベント途中で
異例の調律!

スタッフみんな、大汗です。

ところで、観客の反応・・・
調律がパフォーマンスと思っている様子。
舞台を支える側の気持ちって分かってもらっているようで、意外な方向にいくんですね・・・。

あー喉が渇く・・・

次は、番外編62 です

ブログランキング・にほんブログ村へ  


Posted by sammy  at 23:21Comments(0)声の仕事:私の軌跡

2006年07月24日

出来上がる軌跡vol:43~チケット編

 大物詩人のイベントで、大変だったのはチケットやポスター

何より・・・
アーティストのイメージに合わせたデザインのものを作ること。
そこで、思いあたったデザイナーさんに掛け合ったところ、
そのデザイナーさんは、偶然なことに、詩人の大ファンだったとのこと!

さて、ゲラが上がってきた。
イメージどおり!

ところが、これをスタッフ会議に掛けるとまたもや長いミーティング。
つまり、好みがあるということ。

私は、デザイナーという職業の難しさと、デザイナー自身のプライド、
一般ユーザーである私たちスタッフの思いの間で揺れに揺れた。

ウンウン唸って、最終的に折衷案が採られたが、結果は上々。
アーティストがかもし出す飄々とした感じが、マッチしたとの感想を多数頂いた。

チケットは、満席になるかどうかの心配をよそに、お断りする自体まで発生した。
そう、売り切れたのだ!

さぁ、あとは照明と音響セッティング!
私の案内マイクの調整もあるぞ。
開演時間は刻一刻と近づく!!

次は、夏特番:天神祭りドキュメント① です

ブログランキング・にほんブログ村へ  


Posted by sammy  at 21:51Comments(0)声の仕事:私の軌跡

2006年07月23日

出来上がる軌跡vol:42~ピアノその後

(vol41の続き・・・) 
扉よりたった2センチ大きかったピアノは、すごすごと2階から降ろされてきた。
運送業者さん、腕組み・・・。

2センチをおろそかにするものは2センチに泣く。
数日前、ピアノの大きさが大丈夫かどうかを確認しあったときに、
「グランドピアノの入れた前例があるから大丈夫」とのことだった。
でも、こうなった・・(泣)

運送業者「クレーン呼ぼうとおもうんですが・・・」
これは、いい案だが、時間がない、お金が無い・・・
(○リさんマークの引越しじゃあるまいし。。。。)

もう一人の業者「解体しましょう

かっ解体?!

我々スタッフ、皆叫んだと思う。



このピアノですからねぇ・・・。
・・・と思案しているうちに、業者さんは黙々とフタやら何やら解体し始めた。

「おい、フタぁ」「よっしゃー」

あれよあれよと解体ピアノは、数回にわたって運ばれた。
(解体されるとピアノってちっちゃいのね・・・アセアセ


急遽早めに調律師を呼び出す。
調律師もさすがに、焦りの顔。「随分ずれていますね。。。分解されたらねぇ」
声も掛けられないほど、必死の形相の調律師・・・

私たちは、我に返り、取材を受ける&リハーサルのために早めにいらっしゃるアーティストのお迎え。
まさか、解体されたピアノが今組み立てられたばかりとはいえない。
取材を先に敢行・・・。この日は、新聞社3社がお見えになる。

そして、私・・・。

実は、こんな大切なライブに場内アナウンスを頼まれていた。
ピアノ運送業者との掛け合いに、声が枯れかけである・・・。

アナウンスできるのだろうか???

次は、番外編56 です。

ブログランキング・にほんブログ村へ  


Posted by sammy  at 21:36Comments(0)声の仕事:私の軌跡

2006年07月21日

出来上がる軌跡vol41~小指?!(ピアノ編)

 私達のイベントは、プレゼンで助成金を頂いてから、音を立てて動きだした。
音楽が大好きなメンバーたちと、招聘するジャズピアニストについて計画を開始。

が、こんなメンバーもJAZZは、「なんや、よぉ分からん音楽」

早速片っ端から、彼のライブに出かけること3回。
どうやら、凄くいいピアノが必要らしい・・・。
スタッフは、「グランドピアノはいるなぁ~」

そこで、見積もり。うぇ高い!!
運送料、調律を入れたら、卒倒しそうだ。

思い余った私は、ネット検索・・・。とある方に行き当たる。夢中でメール。
その親切な方は、安い運送業者と、希望の小さめグランドピアノ。。。それに調律を引き受けてくれた。
ピカピカ後光が差していましたよ、その方に・・・。

当の本人に、調律の希望を伺うと・・・
○×△$&#※・・・(つまり、全然意味が分からないタラーッ

そんこんなで、無事に当日ピアノが到着。

2階の会場に業者さんが、えっほとピアノを抱えて運ぶ。

が、引き返してきた。

と、扉が小さい!(字、大きいけど)

そう、ピアノはたった2センチ。。。ほんの小指ぶん大きかった・・・



当日やで、当日。
私達は、銅像のように固まった。声もでない。
そこへ、アーティスト間もなく到着の電話!

万事休す!!

次は、番外編52をどうぞ

ブログランキング・にほんブログ村へ  


Posted by sammy  at 23:32Comments(0)声の仕事:私の軌跡

2006年07月19日

出来上がる軌跡vol:40~皆さん、聞いてください!

 さぁ、いよいよプレゼンテーションの指名がかかる。(7月17日vol:39参照)
発言予定者は、事務局代表。練習もしっかりしてきた。

が・・・私、立たされていました。自己紹介していました。

なんで???

事務局代表、緊張のあまり立てず、私に合図を振ったのだ!
(ちゃうやん話が!!!アセアセ

てことで、「み、みなさん」
どうにかこうにか想定質問の前にその答えを先に出すという作戦で、お話をして、エンド。
時間にして3分少々・・・。

プレゼンの発表は、その日の夕方、掲示にて。
まぁねぇ、自分の大学入試や高校入試の合格発表よりドキドキもんですよ。

結果・・・
「勝訴、勝訴」(そんな風な感じで、担当の方、紙を張りにでてこられた)
はい、勝ち取ってしまいました。

慌てたのはスタッフ。やれ、チラシデザイン発注だ、ピアノ発注だ、音響発注だ、広報走りだ~と蜂の巣をつっついたかのような大騒ぎ!

そして、同時にスポンサー依頼した会社からもお土産提供の提案あり!
観客お一人に1000円相当のお持ち帰りが付く知らせをいただいたのだ!

な、なんだこの流れは・・・・・タラーッ

さぁ、いよいよ本当にチケットを売り出します!!!
タレントやっている場合でないぞ、サミー!

ところが、この流れは、ありえないことを生み出すのです・・・。

次は、ちょっとひと息・・・番外編50です

ブログランキング・にほんブログ村へ  


Posted by sammy  at 23:13Comments(0)声の仕事:私の軌跡

2006年07月17日

出来上がる軌跡vol:39~妙案

 予算ゼロ・・・。ピーンチ!
生み出すには???

まず、スポンサーを探す。
彼らの出ているCMを探し出し、その企業にアポ&アピール。
それには、企画書がものをいう。
さぁ、超ハイパー作業で、企画書の内容のつめにかかる。

アーティスト本人の出演了解は取れたのだが、私達が必要としているのは、
アーティストへの謝礼や、企画制作費(場所代、音響、広告などなど)。
へたすりゃ白紙になる。

同時に乗り出したのは、そのころ募集のあった県の事業助成金
こちらは、プレゼンテーションを勝ち抜いた数グループだけがいただける。

どちらもリスク高い。。。。

企業からの返事待ちの間に、とうとう助成金の一次審査である書類通過連絡。
いよいよプレゼンをすることになったのだ!

申し込んじゃったんだもんなぁ。どうしようもない!やるしかないのだ。

いよいよ会場入り。ずらーっと並ぶ審査員、実に15名。にこりともしない。
我々の番は、真ん中。
前のオジサマ、自分のグループの歴史についてとうとうと語る。
審査員、渋い顔・・・・。
我々メンバー、顔が白くなってきた。血の気が引いている・・・。

さて?!?

次は、番外編47 です

ブログランキング・にほんブログ村へ  


Posted by sammy  at 22:57Comments(0)声の仕事:私の軌跡

2006年07月16日

出来上がる軌跡vol:38~出演交渉

 「そのご予算ですと、○△ ○子が宜しいかと・・・」
我が所属事務所でも、普通に交わされる出演交渉の会話である。
 何だか、いつも聞いてはいけないものを聞いた気になる。
「商品価値」をみてしまうからである。自分もそうであるから・・・。

 さて、大物詩人とジャズピアニストの出演交渉を任された私は、渋々その方の事務所に依頼電話をすることになった。
委員会のメンバーはこういうことには私が慣れていると思っている。(誰が慣れているんじゃい!)

 電話は何とかしました。

 本人、出ました。

 固まりました・・・。



やっと気を取り直して、企画の経緯と出演をお願いし、追ってお送りする資料を見て、ご承諾いただけたらメールでも良いからお返事を頂きたい旨お伝えし、大汗かいて電話を切った。
・・・・・・・・・・・震えた。

祈るような数日・・・

一本のメール受信。

 場所と、時間にもよりますが・・・との前置きで出演料などなど・・・・。
卒倒した。もはや予算ゼロから生み出せるような金額ではない。めまいがした。

そこで、委員会メンバー緊急招集。喧々諤々・・・。
一番嫌なのは、ギャラを下げてアーティストのモチベーションまで下げてしまうこと。
そのことは、ギャラを頂いている自分が良く分かっているから。
そうしないと「本物を見せる」という大事な骨子は壊れてしまう。

そこで、私・・・。
「お支払いできるようにしましょう」

正気の沙汰ではない。でも妙案があった。
勝算は全くないのだが、一つの掛けにでることにしたのだ。

次は、番外編45 です

ブログランキング・にほんブログ村へ  


Posted by sammy  at 23:32Comments(0)声の仕事:私の軌跡

2006年07月15日

出来上がる軌跡vol37~企画の目

 イベント
例えば、結婚式でも、ライブでも、講演会でも、番組でも、企画があって進行していく。
いつもながら、そのイベントの中で、私は声を出す担当。
だから、他のイベントは勉強になるからと、結構顔をだしている。
やっぱり、イベントで出会う本物は素晴らしい!

 朗読講座が軌道にのった頃、「本物を生徒に見せたい」という思いに駆られた。

「普段作家さんはどういった思いで、文を綴り、どういう風に声に出すのだろう?」

 そこで、日本を代表する大詩人とその息子であるジャズピアニストによる朗読ライブを企画しようとなった。

 いつもは、出来上がり企画のもとで、その上に乗っかる仕事しかしない私であるが、その企画の一からをやろうというのだ。
まず最も最初に取り掛かるべきは、企画の流れを作って出演交渉と予算組み

 予算は・・・ゼロ。(えっ???)

 そう、素人集団がボランティアの一環で大物を呼ぼうとするのだから、当然である。
そして、私は何故かイベントにいつも身を置いているというだけで、企画委員会の主軸にすえられてしまったのだ。ノリって怖い・・・(汗・汗・汗アセアセ

 でも、是非ともお招きしたい・・・!

 「私は何をしましょ?」
 「出演交渉と、ギャラ交渉をして!」
 「・・・・・・」

 あの、一番大変なんですけれど・・・
(企画者の目線で他人様(タレント様)を見る・・・・恐れ多いよタラーッ

果たして、大物詩人は地元の小さな町に来てくれるのだろうか?? 

 次は、番外編42 です

ブログランキング・にほんブログ村へ  


Posted by sammy  at 13:11Comments(0)声の仕事:私の軌跡

2006年07月12日

出来上がる軌跡vol36~モデルの正体は?!

衝撃の事実に出会うことがある。
「ど根性ガエル」のすし屋のウメさんが、俳優の陣内孝則だったとか・・・
(顔が似ているから、吹き込まれた説もあるが・・・・)

人間になったり、モノになったりする私のナレーションの仕事も、そろそろ奥の深い領域に入ってきた。
その頃受けた仕事が、某電気メーカーの掃除機プロモーションビデオのナレーション。
単純に想像するのは、掃除機の説明をするもの。

 が、来た台本は吹き替え

 美しいモデルが、掃除機を優雅に掛けている。そして何やら話している。その女性の吹き替えである。外国人ではない。日本人である。

 あのー、その人もちゃんと日本語をしゃべっているんですよ。
その人の会話でいいじゃないですか・・・。

 でも、私の声がしゃべるんです。。。
私は、光栄だ。美人になれるんだから・・・。でもそのモデルさんのことを考えると複雑で。
商品イメージを高めるために、人間のパーツまでイメージアップさせるという仕事。

責任重いなぁ・・・。・・・てことは、日々トレーニングがいるってことね。
奥が深いです。(はーため息)
ウメさんは、ウメさんっぽくて良かったけれど・・・。

こうやって、悶々悩みながら仕事を続けるのだ。

次は、番外編38 です。
ブログランキング・にほんブログ村へ





    


Posted by sammy  at 23:45Comments(0)声の仕事:私の軌跡

2006年07月11日

出来上がる軌跡vol:35~あらゆるモノになる

 ○川急便のトラックがよく発している声は「ガッツ石松」
(あ、いやバックしますです)

 これは音声合成という。最近専ら多い仕事の一つである。

 ある工場で、終業チャイムと共に「お疲れ様でした。身体をやすめないと、効率の良い成果は生まれません。明日に備えて、ゆっくり身体を休めてください。」といったメッセージを流したいという依頼があった。
注文は、疲れた身体に優しい母性を感じる声 

 かと思えば、あるときは冷蔵庫の声で「ドアが空いています」
(注文:淡々と)
 さらには、体重計「ご飯一杯分のカロリー消費です。」
(注文:嬉しそうに)
「痩せる気あるんですか?」(注文:叱咤激励・怒って)

果ては、留守番電話、カーナビ・・・なんでもやった。

 いつも注文は厳しい。手に取るお客様のことを最優先するから当たり前だ。
ただ、クロストーク(vol34参照)をするまでは、自分の思いがお客様に至るまでの余裕が無かった。
「モノだしなぁ」と思っていた。されどモノである。
だからこそ、難しいし遣り甲斐も出てきた。彼とのレギュラー1年間の賜物である。

だが、実際の犬が注文通り鳴いてくれず、「かわりに犬になってくれ」と言われた時は困った。犬の気持ちなぁ・・・。(注文:コロっぽく)
でも、コロっぽいと褒められました・・・(複雑)


出来れば、人間の声の時に褒められたい・・・。
さぁ、次の注文は、モノだろうか人間だろうか?!

次は、番外編36です

ブログランキング・にほんブログ村へ







   


Posted by sammy  at 22:09Comments(2)声の仕事:私の軌跡

2006年07月10日

出来上がる軌跡vol34~愛のクロストーク

 歌手の方との番組レギュラーが始まって、1週間。
彼のトークを止められない夢を毎日見続けた私。

彼は、懸命で真摯。トークを聞いて誰もが彼のことをロマン溢れる善人と思うだろう。全くその通りの人である。
だから、訴える。どうしても長くなる。いい話過ぎる。(さぁ、どこで言葉を挟もう・・・・??)
ミキサーの次のCDに手をかける様子が見え、私はますます焦る。

ある日、彼はもの凄く感動する音楽があって、どうにかその想いを伝えたそうだった。
その言葉が見つからず、焦っている模様。スタジオの外には、数人の彼のファン。

「どういいたいのか?」
私も頭をフル回転すると同時に、彼の表情を必死で読み取る。
トークをする時間ももう制限一杯・・・。

そこに・・・、ピンポーン晴れ
言葉が降ってきた!


私がその言葉を添える。
彼、満面の笑み。(それだよ、それ!という顔)
番組最後のトーク、これまでにない安堵感溢れる彼と私。

それから急速に番組が面白くなった。
ミキサーさんが機械操作するのが楽しいといってくれた。
それは毎回ではない。だから面白がれる。

このことをきっかけに、これまでと全く違う思いが芽生えた。

次は 番外編34 です

ブログランキング・にほんブログ村へ  


Posted by sammy  at 23:04Comments(0)声の仕事:私の軌跡