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Posted by オオサカジン運営事務局  at 

2011年05月06日

番外編vol:848~音声ガイド作り

ガイド作りがスタートしてから、1ヶ月。
毎週、ひとつの映画のワンシーン、ワンシーンを勉強会の皆さんが検証していきます。

「あ、今二人映ったよね」
「あれ、ちょっと笑った気がする・・・」
(コマ送りコマ送り!)

そうです。
私たち晴眼者も、見過ごしがちなシーンを拾いながら、ガイド台本を作ります。
結果的には、それをナレーターが読みます。

・・・てことは、画面やせりふを邪魔してはいけませんから、いかに短い言葉で、隙間に滑り込ませるかに
かかっています。
(ナレーター的にも、かなり難しい!)

ありゃ~、こりゃ尺が長い・・・と唸ることばかり。
それよりボキャブラリーが無ければ、こんなものはできません。

さて、私たちが普段からよく使う「笑う」という言葉。
「鼻で笑う」「大笑いする」「微笑む」「含み笑いする」「泣き笑いする」・・・無数にありますよね。
日本語って素敵。。。そして、難しい!

上手い役者は、表情で語るんですよ、これが!
だから、同じ「笑う」でも色んな選択肢がないといけない。
まぁ悩むこと悩むこと・・・

「見える」というのは、相当幸せなことなのです。
でも、複雑になるという悩みを持つのだとも言えます。

そして映画が好きだと、結末がわかるだけに伏線になるシーンでは、思わずガイドを作りたくなる!
アカンアカン、それ言うたらおしまいやん!

そうこうして、映画「大誘拐」の音声ガイドが14人の手によって出来上がりました。
そして、最後の仕上げは、実際に目の見えない方に通しでナレーターが読んだものを
画像と合わせて聞いて、いや、観て頂きます。

ありゃりゃ、お直しや疑問がどんどん!

そうやって、初心者の私が、皆さんに助けられながらガイドさせていただいたものが
6月に実際に映画上映されます。はぁドキドキ!

そういえば、洋画はどうやってガイドを作るの???
その話は、また今度・・・。
  


Posted by sammy  at 00:04Comments(0)声の仕事:私の軌跡