オオサカジン

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Posted by オオサカジン運営事務局  at 

2007年01月25日

出来上がる軌跡vol:68~育てる

長らくご無沙汰の出来上がる軌跡。。。
現在のところ、今から3年前まで遡って話を続けている。
 
専門学校の学科立ち上げに関わってから初の卒業生を送りだしたのが5年前。
それから毎年、卒業生を送るまで学生個人の悩みを聞きながら自身の悩みと重ね合わせること数年。。。。

 講師のお仕事は、塾講師、朗読講師、話し方講座・・・何でもやるようになってきていたが・・・

一番難しかったのは、実は専門学校だった。
18歳から20歳くらいの学生が門をくぐる。
それぞれ家庭で、大事に育てられ自我もきちんと芽生えている立派な大人であり、中途半端な大人でもある。

 馴れ馴れしくお姉さんとして接してみたり、はたまた親代わりになってみたり・・・。
なだめすかして世の中に羽ばたくお手伝いをする。

 素直な学生は自分の限界も可能性も早く気づき、そこにどう対処するかを学ぼうとする。
それすら分からない学生は、「分からない」という本音を私たち講師に漏らすことも出来ず、もんもんとする。

 デビューして、もう10年は超えていた私も、この世界では全然新人なわけで、その世界の苦しい事情を知れば知るほど、彼らの悩みの全てを解決できないもどかしさにいらつく。

 「育てる」

 なんと難しい言葉・・・。

 立ち上げから2年経った1月のある日、彼らの卒業に関わる重要な制作発表の日を迎える。
マメに連絡を取り合い、深夜までマンツーマン・・・・。
しかし、しっくりこない・・・。何かが違う。担当教員は皆悩みに悩んで、気がつくとファミレスで
討議の末、朝を迎えた。

 夢とは何だろう・・・・???

 とうとう本番の日がやってくる。

   


Posted by sammy  at 19:18Comments(0)声の仕事:私の軌跡