オオサカジン

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Posted by オオサカジン運営事務局  at 

2006年08月06日

出来上がる軌跡vol:49~お披楽喜です

 後ろを振り返って青くなった私・・・(vol:48参照)
ギロリと睨むレストランオーナー・・・。

実は、ピアノ(電子ピアノですが)は、セッティングが必要で、オーナーの指示がでるまで、進行してはならなかったらしいのだ。
今考えれば、簡単に分かることも進行通りに行こうと気張るとこうなる・・・(ガクっ)

 睨みながらピアノを出してくれているオーナーは、小声で「早いって!」とつぶやいていた。その言葉に縮み上がる。
そして、ゴソゴソと重いピアノをオーナーと抱えていた。(ごめんなさい!オーナー) 
なんとも苦いブライダルデビューだった。

  ところで司会は、言葉が命

 ある先輩は、「それでは、ウエディングドレスにナイフを!」
・・・と高らかに叫んだことがあると言っていた。(火曜サスペンスか!)

 またある先輩は、新婦がドレスを自ら踏んで転んだときに、「うっぅ」とうめいてしまったらしい。
(マイクはオンです、勿論。新婦が一番うめきたいはず)

 私は、エンディングで年号を間違えてしまい、「今年は○○年やでー」とエールを送られたこともある。
 絶対にいい加減にやってはいないのです、どんな司会も。

 だから、ラストのラストに「これをもちまして、お披楽喜とさせていただきます」と申し上げるとき、新郎新婦ご本人、ご親族同様、大きな大きな安堵。

 数ヶ月前からお会いして打ち合わせして、本番はたった数時間。
 「お披楽喜」という言葉がまともに言えるまで、当然ながら経験値と心からの祝福の気持ち、そしてお客さまを喜びに導く勇気が何年やっても必要なのです。

 あ、声タレント人生はなかなかお披楽喜(めでたし、めでたし)とはいきません。

次は、番外編84です

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Posted by sammy  at 23:20Comments(0)声の仕事:私の軌跡

2006年08月06日

出来上がる軌跡vol:48~開宴です

 ブライダル司会という分野がある。
 もともと、ナレーションをやりたくてこの業界に入っているものの、仕事上、勉強が必要になる。
プロになって1年目の時点でプライダル司会をした私・・・身の程知らずだったわけで・・・。

さて2時間半の披露宴の中では、様々なドラマがある。
最初にやったのは、友人夫婦の司会。
レストランウエディングであったが、プランニング会社が入っているため、普段は専属の司会がいるが、私がやった。

ここでは、人前式をやることが一つのメイン。
参列のお客様全員が証人となり、新郎新婦は、全員に結婚の誓いを読み上げ宣誓する形。

私は、プランニング会社から司会進行説明を事前に受け、レストランの中で下読みをしていた。
そうこうしている間に人前式がスタートするとの合図。宣誓台に走って向かった。
新郎新婦が入場するまでにお客様に証人になっていただくお願いをしたあと、人前式の由来を語ることになっている。

が・・・

それを、レストランの中に忘れてきた・・・タラーッ
キュー(合図)が出ても、言葉でず・・・。
(呆然、蒼白・・・)
下読みしていたうろ覚えの原稿内容を四苦八苦説明。

次は、披露宴・・・

進行の中で、新婦と新婦友人がピアノを連弾することになっていた。
滞りなく進むなかで、そのプログラム・・・・

「ここで、皆様に素敵なご披露がございます!新郎にピアノ演奏のプレゼントです。ご友人の○○さま
どうぞピアノまでお進みくださいませ。そしてなんと新婦がご一緒に演奏されます!」

といって、振り返ったら・・・・

ピアノがない!

一生に一度のセレモニー、汗は滝のように噴出す。
新人の私、アドリブのアの字もありまへん!あ”ーーーー

 次は出来上がる軌跡vol:49~お披楽喜です です

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Posted by sammy  at 16:55Comments(0)声の仕事:私の軌跡