2009年08月22日
番外編vol:715〜クライマーズ・ハイ
遅ればせながら、横山秀夫著『クライマーズ・ハイ』を読みました。
1985年、日航機墜落事故を記事にした新聞社が舞台で、それを取り仕切る主人公を巡り話は進行します。
かなり詳細な新聞社内部が描かれているなと思ったら、作者が事故があった地元の記者だったと聞き納得!
さて、「クライマーズ・ハイ」という言葉…
登山者の興奮が極限にまで達し、何も恐れを感じなくなる状態を言うそうです。
確かに、ハイになるとあらゆる意味で何かを突破する不思議な瞬間が訪れたりします。
この本を手に取った時、世界陸上が始まったり、芸能人の薬についての報道があったり…
偶然は必然だとは良く言いますが、私にもかなりタイムリーでした。
小説の中では、伝える側の実像と受け取る側の現実…それが双方の身辺と合わさった時に初めて見える厳しい風景が浮き彫りになっています。
誰もが予測可能な生活をしていたら、事件など起きません。
読み進める本人が、クライマーズハイになるような錯覚を覚える本です。
久しぶりにページをめくる指を止めのが惜しい!と思いました。
1985年、日航機墜落事故を記事にした新聞社が舞台で、それを取り仕切る主人公を巡り話は進行します。
かなり詳細な新聞社内部が描かれているなと思ったら、作者が事故があった地元の記者だったと聞き納得!
さて、「クライマーズ・ハイ」という言葉…
登山者の興奮が極限にまで達し、何も恐れを感じなくなる状態を言うそうです。
確かに、ハイになるとあらゆる意味で何かを突破する不思議な瞬間が訪れたりします。
この本を手に取った時、世界陸上が始まったり、芸能人の薬についての報道があったり…
偶然は必然だとは良く言いますが、私にもかなりタイムリーでした。
小説の中では、伝える側の実像と受け取る側の現実…それが双方の身辺と合わさった時に初めて見える厳しい風景が浮き彫りになっています。
誰もが予測可能な生活をしていたら、事件など起きません。
読み進める本人が、クライマーズハイになるような錯覚を覚える本です。
久しぶりにページをめくる指を止めのが惜しい!と思いました。