出来上がる軌跡vol;77 ~特訓始まる

sammy

2007年11月13日 23:43

 出会うべくして出会った師匠との1対1のレッスンが始まった。
これでも、師匠に最初に出会ってから相当経っている。
多少は上手くなったと思ってもらえるだろう。。。

「なんや、その口の開け方は!」
いきなりの厳しい言葉。

この世界の入れ代わりはとても速い。
悔しいかな、ビジュアル的に成功しているタレントも多い。
私にできることがあるとすれば、技術向上しかないのに、のっけからこれである。

さらには、大きな鏡を持ってきて、
「あんたの髪の毛見てみ。重すぎる」
(えっ?!ビジュアルまでご指導??)

「新人のときのあなたは、もっと一生懸命に大きい声を出して、大きな口をあけとった。どうしたんや、元に戻ってるやないか」

その瞬間から、私は「あいうえお」の口の開け方からやり直すことになるのだ。
「基礎はもういい。」とどこかで思っていた自分を見透かされている。
しかも、一日「あ」だけをやり、合格したら「い」という風に、徹底的な指導である。

「あなたは、もうギャラを頂いて仕事をしている。急ピッチで直して次の仕事をもらわなアカン。覚悟していらっしゃい。」

まず自分をぺっしゃんこに壊さねばならないのだ。
果たして、師匠のスパルタについていくことができるだろうか。
くへとへとになって一回目が終わり、すぐに来週レッスンに向かうことになった。




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