番外編３９～アイスクリーム

　泣きたくなる味がある。
例えば、懸命にお小遣いを出して買ったのに、ボトっと落としてしまったアイスクリーム。
棒にわずかに残ったそれは、泣きたい味だった。

オトナになりますと、それはゼー六のアイスもなか地図はこちらを食べたときに、思い出されます。

疲れた身体には、ガツンと思い出と爽やかな甘さが乗り、泣きたくなりました。夏の大阪の味です。

次は、番外編４０です