番外編529~『ビザール・ラヴ・トライアングル』

sammy

2007年08月09日 00:07

 本日の読破は、これ。
ビザール・ラヴ・トライアングル

涼しげな表紙に惹かれたというのもありますが、「四日間の奇蹟」が大ヒットした朝倉卓弥の短編集だというので手に取ってみました。

それから・・・
この長いタイトル。。。
どこかで見たことがある・・・と思っていたら、やっぱりそう!
♪Bizarre Love Triangle(’86)というNew Orderの曲でした。

それぞれの短編は、喪失と再生について描かれています。
それはホラーのような話もあり、不思議な想い出の話もあり。。。

で、最後に表題のビザール・・・があります。
私は、この小説全体を読んでから、曲を聴いてみたのですが、なるほど納得。
ニューオーダーの曲は、独特の浮遊感とか哀愁があって、それが小説の中でいう亡き者に対する想いだったり、亡き者から見た生きている者への想いだったり、彷徨える魂のような感じが出ているのです。

音楽は、想い出をつれてきてくれます。
今回は、小説が音楽をつれてきてくれました。
新しい感覚でした。




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