まさか、このような訃報に接するとは思いもしませんでした。
25日に旅立たれた、
アニメーション監督今 敏(こん さとし)さんのこと・・・。
私は、専門学校の講師をしていたころ、間接的にご一緒したことがあります。
今年の3月まで、その学校の非常勤講師として、素晴らしい才能を惜しみなく未来のクリエイターたちに
教えてくださっていました。
ほんの少しお見かけしたときも、飄々とした風貌で、気さくな笑顔・・・。
大抵のジャンルの映画を観る私も、実はアニメは苦手分野。
もっとお話ししたくとも、作品をしっかり拝見したことがない私としては、失礼ではないか・・・と思い、
わずかに、ご挨拶させていただいたくらいでした。
しかし、学校に貼られた新作ポスター(当時は、「東京ゴッドファーザーズ」でした)を観たとき、
「AKIRA」のような緻密な奥行きある感じに惹きこまれたことを思い出します。
仕事をしていた時の私の周囲は、年齢不詳でいったい何を生業としているか分からないような雰囲気を持った方で一杯だったので、あまりどんな方を見ても、驚きません。
それよりも、お話しして感じるお人柄と作品とのギャップであったり、情熱を感じるたび、
出会いとは、素晴らしいものだと、いつも何か特別なギフトをいただいたように思っていました。
このたび、今監督が遺言とも言える
メッセージをブログに残しておられます。
私は、声にだして、そのメッセージを読んでみました。
彼の生き様が、ぎゅーっと凝縮された素敵なやさしさがこもっています。
声に出してみたくなるような、”遺言”は初めてです。
お見かけした印象とはまた違った、実にプロフェッショナルな側面も漂います。
また新たなギフトをいただいた気がしています。
40代とは、本当に惜しいことです。
私もこんなメッセージを書けるような生き方ができるだろうか。
心底思います。
彼の思いが、伝わり続けますように・・・
合掌