番外編221~硫黄島からの手紙
またまたレイトショー通いです。ポイントカードが溜まるかも!
クリントイーストウッド監督の狙いが分かるには
、「父親たちの星条旗」との2本を観ること。
これまで、プライベートライアンとか、戦争の悲惨さを伝える映画は多数ありました。
ただ、ひたすら残念だったのは
、「勝った国」「負けた国」を分けた映画が大半であったこと。
どちらの側になっても、気分のいいものではありません。
戦争に赴いた人間の気持ちは、アメリカ人であっても日本人であっても変わりません。
そこを丁寧に描いている映画でした。
硫黄島・・・は、日本人キャストがほぼ
ワンテイク(テスト無しで一回目)で演じています。
だから、ナマっぽい!
非常に重要です。心から湧き出る感情を大切に物を伝えることは、大変コントロールのいることなのですが、このコントロールは、抑制が利き過ぎると面白くなくなります。
想像ですが、日本人キャストもアメリカ方式?の撮り方にとても戸惑ったはず。抑制どころではない・・・。
戦争だって戦場にいた人間はみな戸惑ったはず。ワンテイクにそれが集約されている。
そういった意味で、役者にとっても新しい発見と創造があったと思われます。
クリントは、そこを分かって監督したのだなと思います。
映画館のイスは快適なイスだったのに、身が固くなりみじろき一つできない緊張感がありました。
私は星条旗・・・より良い出来だったと思いますが、2つみてやっと分かることが多くありました。
次は、
番外編222です
関連記事