出来上がる軌跡vol:60〜物知り顔

sammy

2006年09月25日 13:01

ナレーション…
長いもの、短いもな、怒鳴るもの、泣くもの…

実に様々である。

ある時先輩に、「ナレーションは、経験を再現するものである」と教えて頂いた。
が、経験したことが無い原稿が圧倒的に多い。

ようやくご指名仕事も増えてきた頃に、某住宅メーカーの新システム(いわば新商品)を紹介するビデオのナレーションオファーが入った。
私の役どころは、そのシステムを導入した家に住む主婦の吹き替え。

注文は、物知りで友達も納得するような説明をする人。

これぞ「知ったかぶり」
経験なんて、あったもんじゃない!

モノは、売れれば嬉しい「家」である。
先輩方との絡みがある中での録音。
ただでさえ、下手くそなのに、ますます焦る。

こういう時、現場で先輩方の原稿あしらいを盗まして頂くほかない。

どの仕事も、手とり足取りはド新人の時だけ。

そういうドキドキの中での録音が無事終わり、再生チェック。

すると、住宅メーカーさんの渋い顔…

取りあえずその日帰宅。
翌日、マネージャーより電話…
声が暗い?!

またもや心臓縮み上がる一瞬だ。
その電話は…

次は、番外編です!

関連記事